“乾物のコーナーで隣りに並んでいたお爺さんが急に私に向かって
「ユキ(仮)さん、このキクラゲにしましょう」と私の名前を言ったので
びっくりしていたらお爺さんは人間違えに気がついたようで
「あぁ、申し訳ない、家内と間違えてしまいました。すみません」
と頭を下げたの。
そうしたらおばあさんが近くに来て
「あら、どうしました?」
「あなたが近くにいるものだと思って
このお嬢さんに話しかけてしまったよ、離れるならそう言いなさいよ」
「それは済みませんでしたね、驚かせてごめんなさいね」
とおばあさんも私に謝ってくれた。
私は「いえいえ」しか言えなかった。
会計を済ませてサッカ台でまた老夫婦を見かけた。
おじいさんが袋詰めしていて、重い物のみの袋と軽い物のみの袋にしていた。
おばあさんがおじいさんに「重くないですか?」
おじいさんはおばあさんに「ぜんぜん重くないよ、ユキさんこそ風に飛ばされないように頑張りなさい」
ふたりは手をつないで帰って行った。
同じ名前なのにこうも違う人生を送るのかとちょっと切ない冬の夜。”
- 育児板拾い読み@2ch - ふたりは手をつないで帰って行った (via openarms)
「ユキ(仮)さん、このキクラゲにしましょう」と私の名前を言ったので
びっくりしていたらお爺さんは人間違えに気がついたようで
「あぁ、申し訳ない、家内と間違えてしまいました。すみません」
と頭を下げたの。
そうしたらおばあさんが近くに来て
「あら、どうしました?」
「あなたが近くにいるものだと思って
このお嬢さんに話しかけてしまったよ、離れるならそう言いなさいよ」
「それは済みませんでしたね、驚かせてごめんなさいね」
とおばあさんも私に謝ってくれた。
私は「いえいえ」しか言えなかった。
会計を済ませてサッカ台でまた老夫婦を見かけた。
おじいさんが袋詰めしていて、重い物のみの袋と軽い物のみの袋にしていた。
おばあさんがおじいさんに「重くないですか?」
おじいさんはおばあさんに「ぜんぜん重くないよ、ユキさんこそ風に飛ばされないように頑張りなさい」
ふたりは手をつないで帰って行った。
同じ名前なのにこうも違う人生を送るのかとちょっと切ない冬の夜。”
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