ちょっと思い出話をします。
中学校で「芸術鑑賞会」とかいって体育館で映画を見るのって、ありがちな話ですよね。罪山の中学時代にもありました。
こーゆー会で上映される映画って、イマイチなことが多いそうなんですが、罪山の行ってた中学は結構気が利いてて『スタンド・バイ・ミー』をやったんです。
ただ、この時は、映画以上に上映前に学年主任(だったっけ?)の先生が言ったことが、強く印象に残りました。その先生はこんなことを言ったのです。
この映画には、君たちと同じくらいの少年たちが、タバコを吸うシーンがあります。
先生たちの中には、そのシーンを見て、タバコを吸うのがカッコイイと思って真似する生徒が出るのではないかと心配する声がありました。タバコのシーンを飛ばして上映した方が良いとか、映画自体を別のものに変えた方が良いという意見もありました。
しかし、この映画は素晴らしい映画なので、君たちに最初から最後までしっかり観て欲しいという先生もいました。
先生たちは話し合い、結局、この映画をタバコのシーンも含めて全部上映することに決めました。
なぜなら、君たちは中学生がタバコを吸うのが悪いことだというのは知ってるだろうし、この映画は決して「タバコを奨める映画」ではないからです。たとえタバコを吸うシーンがカッコヨク見えたとしても、それを真似してはいけないことは分かるはずです。
君たちに、そのくらいの判断力や理解力があると信じてこの映画を上映します。
ややうろ覚えですが、概ねこんなことを言ってました。
罪山少年は、これ結構グッときたんですよね。『スクール・ウォーズ』の再放送見てマジで感動してたクチなんで、「信じる」とか言われると弱かったです。わはは。
まあ、たかが喫煙シーンで大げさな気もするし、『スタンド・バイ・ミー』は何度もテレビでもやってたので今更って気もしました。
でもねー、こんな話が出てくる今にしてみると……
都小P新谷会長「子供は本当にバカで未熟。家庭だけでは教育できない」: 萌えプラス(元記事消えました南無南無)
うちのガッコの先生たちはまともな大人だったんだな、と思わずにはいれませんよ。
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君たちを信じてこの映画を上映します - 俺の邪悪なメモ (via hagakure08)
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