“オランダの麻薬教育の特色は幾つかあるが、第一には「麻薬」の使用は“悪い”ことである、しかしそれは「アルコール」の使用や「喫煙」「ギャンブル」と同様に“悪い”という哲学に基づいていることである。「アルコールはOK、麻薬は問題」というのは正しくない。そうではなく、「すべての刺激物は健康に非常に悪い」というのが正しい教育であるという立場をとっている。従って、麻薬教育はアルコール教育、煙草教育、ギャンブル教育と共に同列で行っている。
第二は、若い人に対しあれをしろ、これをするなと言うやり方は効果がないという教育方針を明確にしていることである。つまり、“麻薬や煙草やアルコールは自分の責任で使いなさい。われわれとしてはかなりのリスクがあることを知らせてあげる。だからその結果については自分で責任を負いなさい”と教育する。この方がはるかに現実的であり、若い人たちへ伝えられるという。”
- 『オランダを知るための60章』 長坂寿久 明石書店 P106
(via manmaruhana)
第二は、若い人に対しあれをしろ、これをするなと言うやり方は効果がないという教育方針を明確にしていることである。つまり、“麻薬や煙草やアルコールは自分の責任で使いなさい。われわれとしてはかなりのリスクがあることを知らせてあげる。だからその結果については自分で責任を負いなさい”と教育する。この方がはるかに現実的であり、若い人たちへ伝えられるという。”
- 『オランダを知るための60章』 長坂寿久 明石書店 P106
(via manmaruhana)