“442 :大人の名無しさん 投稿日:04/12/05 22:31:10
ごめんなさい
吐き出させてください。
15のとき、だからもう15年以上たつかな 父親が倒れて半身麻痺になった。
自営業で祖父からの床屋やってる父親だよ。おかげで倒れたその日から収入0。
母親がかけてくれていた保険がたった一つあって それもあわせてなんとかパートで兄、中3の私、中1の弟を
誰一人我慢させることもなく学校にいかせてくれたよ。
実の娘が言うのもアレだけど、自慢の母親だ。 めちゃくちゃ怖いけどね。
でもさ、
甘ったれの兄はその後 数年で、シルビア2台潰して車の借金だけでも300万抱えた。
半身麻痺の親父は親父で我儘放題。
しかも入院中に発覚した借金が約100万。父側の親戚は知らん顔してる中 母親側の親戚が穴埋めに回ってくれた。
同じ半身麻痺の方々が一所懸命リハビリしながら仕事しているのを見ても無反応。
なかには 明らかに親父より大変な麻痺の人が働いているのにも関わらず 膝が痛いと嘘ばかりついてた。
不自由になっても人を嫌な気持ちにさせるのがなにより楽しいと働きづめの母親の前でいびきをかいて昼寝したり、
母の悪口を仲間で言い合って笑っていた。
父は4人兄弟の末子長男。
甘やかされて育ったらしく 少しでも大変だと途中で放り出すし、母にキツク言われると姉3人に泣きつくわで
母は嫁姑小姑問題で結婚したときからとんでもなく苦労させられていた。
退院したその日から その父親は毎日携帯もって遊びまわってるんだよ。コンビニでエロ本買ってくるし、
ウチじゃ小遣いくれないからって嘘言って叔母の家に行っては遊ぶ金を貰ってさ。 好きなお菓子を買い込んで一人で食べる。
母が塩分の取りすぎは体に良くないって言ってるのに。
歩行訓練で知り合った障害者向けの卓球クラブで仲間つくってさ 試合だ練習だと月に何回も旅行だからって
その度に金を持っていくんだよ。
まあ 健康なときから自分の趣味にしかお金を掛けなかった人だけどね。
443 :442 投稿日:04/12/05 22:33:41
母親はそれでも 我慢してたんだ。
「これもリハビリの一環だから仕方ないんだよ」って笑ってたんだよ。
朝8時に仕事して、5時に家に帰って、夕食の支度、夜7時からパートで11時までの超ハードワーク。
中3の受験生に家事させる無駄な時間は無いと言って、全部一人でやってた。
(私が家事をすると逆に怒られた)
家の事も金のことも心配するなって。
アンタは勉強頑張れ、それだけはお母さんでもどうすることも出来ないからって。
それより 学校の行事参加できなくてごめんねって、
ウチにお金があったら 好きな学校いかせてやれるのに、ごめんねって、
進学説明会も一人で行かせることになってごめんねって何度も謝ってきたんだ。
私にも 弟にも 誕生日もクリスマスも正月もなにも買ってやれなくてごめんねと。
兄には 父親が働いていたので好きなものを買ってやれたのに、
その金が無い今は母の収入だと食わせるだけで精一杯で 本当にごめんね…と。
そんなこと どうでもいいのに。
わたしのことより 真冬の深夜に自転車で夜道走るんだから気をつけてよと。
働き過ぎなんだから日曜ぐらい休んでよって そう言いながら弟と夜出勤する母親を見送った。
その頃 家に残された私が12才の弟と 二人分のご飯をレンジで温めながら
なんにもできない子供な自分たちが凄く悔しかったのを 覚えている。
445 :442 投稿日:04/12/05 23:26:05
あんな父、兄を反面教師として無我夢中で勉強して、就職したよ。
全部 母親と自分の為だ。
当然 仕送りは欠かさないし、ボーナスには多めに振り込んでる。
何かあると家に帰って 会って話をしたり、ご飯食べに連れ出したり、金を置いてくる。
本当は一緒に暮らしたいけど、私は 父親と折り合い悪くて、一緒に暮らせなくて
経済的な援助しかできないのが 申し訳ないけど…
父親に何ひとつ買ってもらえなかった弟が 嫁さん貰った。
明るくて しっかりしてて とにかくいい人なんだ。
気が強くて、トコトン話し合おうとする年上女房で 話を聞くとどうやら母に似ているらしい。
主導権を握られてるんだと苦笑いする弟は 言葉とは真逆にとんでもなく嬉しそうな顔をしていた。
そんな昔の話や婚約者の話を3人でしていた時、
ふと 「結婚するといわれても、親としてなんにもしてやれないよ」と落ち込む母に
私と弟が 声を合わせて言った。もう 二人ともいい大人なのに 半泣きだった。
「頼むから もう楽になってよ」
頼って欲しかったんだ。ずっと ずっと。
絶対 泣かなかった弟も目に一杯涙溜めてて
ああ、この子も同じこと考えてたんだなあと思ったら 我慢できなくてつい声を出して泣いてしまったよ。
だから母親が『離婚を考えている』と言ってくれたとき 正直嬉しかった。
もう 子供のことなんて放っておいていいから 自分の人生だけちゃんと見てほしくて。
そのあとも昔の話をして、笑って また少し泣いたよ。
でも ウチのおかーさん 馬鹿が付くほどお人よしだから、きっと離婚なんか出来ないんだろうな…
まあ いいや 弟と私で絶対守るからね
ちくしょー こんな女になりたいなあ。
ゴメン 文章力なくて…”
- 実の娘が言うのもアレだけど、自慢の母親だ(CROSSBREED クロスブリード!)
ごめんなさい
吐き出させてください。
15のとき、だからもう15年以上たつかな 父親が倒れて半身麻痺になった。
自営業で祖父からの床屋やってる父親だよ。おかげで倒れたその日から収入0。
母親がかけてくれていた保険がたった一つあって それもあわせてなんとかパートで兄、中3の私、中1の弟を
誰一人我慢させることもなく学校にいかせてくれたよ。
実の娘が言うのもアレだけど、自慢の母親だ。 めちゃくちゃ怖いけどね。
でもさ、
甘ったれの兄はその後 数年で、シルビア2台潰して車の借金だけでも300万抱えた。
半身麻痺の親父は親父で我儘放題。
しかも入院中に発覚した借金が約100万。父側の親戚は知らん顔してる中 母親側の親戚が穴埋めに回ってくれた。
同じ半身麻痺の方々が一所懸命リハビリしながら仕事しているのを見ても無反応。
なかには 明らかに親父より大変な麻痺の人が働いているのにも関わらず 膝が痛いと嘘ばかりついてた。
不自由になっても人を嫌な気持ちにさせるのがなにより楽しいと働きづめの母親の前でいびきをかいて昼寝したり、
母の悪口を仲間で言い合って笑っていた。
父は4人兄弟の末子長男。
甘やかされて育ったらしく 少しでも大変だと途中で放り出すし、母にキツク言われると姉3人に泣きつくわで
母は嫁姑小姑問題で結婚したときからとんでもなく苦労させられていた。
退院したその日から その父親は毎日携帯もって遊びまわってるんだよ。コンビニでエロ本買ってくるし、
ウチじゃ小遣いくれないからって嘘言って叔母の家に行っては遊ぶ金を貰ってさ。 好きなお菓子を買い込んで一人で食べる。
母が塩分の取りすぎは体に良くないって言ってるのに。
歩行訓練で知り合った障害者向けの卓球クラブで仲間つくってさ 試合だ練習だと月に何回も旅行だからって
その度に金を持っていくんだよ。
まあ 健康なときから自分の趣味にしかお金を掛けなかった人だけどね。
443 :442 投稿日:04/12/05 22:33:41
母親はそれでも 我慢してたんだ。
「これもリハビリの一環だから仕方ないんだよ」って笑ってたんだよ。
朝8時に仕事して、5時に家に帰って、夕食の支度、夜7時からパートで11時までの超ハードワーク。
中3の受験生に家事させる無駄な時間は無いと言って、全部一人でやってた。
(私が家事をすると逆に怒られた)
家の事も金のことも心配するなって。
アンタは勉強頑張れ、それだけはお母さんでもどうすることも出来ないからって。
それより 学校の行事参加できなくてごめんねって、
ウチにお金があったら 好きな学校いかせてやれるのに、ごめんねって、
進学説明会も一人で行かせることになってごめんねって何度も謝ってきたんだ。
私にも 弟にも 誕生日もクリスマスも正月もなにも買ってやれなくてごめんねと。
兄には 父親が働いていたので好きなものを買ってやれたのに、
その金が無い今は母の収入だと食わせるだけで精一杯で 本当にごめんね…と。
そんなこと どうでもいいのに。
わたしのことより 真冬の深夜に自転車で夜道走るんだから気をつけてよと。
働き過ぎなんだから日曜ぐらい休んでよって そう言いながら弟と夜出勤する母親を見送った。
その頃 家に残された私が12才の弟と 二人分のご飯をレンジで温めながら
なんにもできない子供な自分たちが凄く悔しかったのを 覚えている。
445 :442 投稿日:04/12/05 23:26:05
あんな父、兄を反面教師として無我夢中で勉強して、就職したよ。
全部 母親と自分の為だ。
当然 仕送りは欠かさないし、ボーナスには多めに振り込んでる。
何かあると家に帰って 会って話をしたり、ご飯食べに連れ出したり、金を置いてくる。
本当は一緒に暮らしたいけど、私は 父親と折り合い悪くて、一緒に暮らせなくて
経済的な援助しかできないのが 申し訳ないけど…
父親に何ひとつ買ってもらえなかった弟が 嫁さん貰った。
明るくて しっかりしてて とにかくいい人なんだ。
気が強くて、トコトン話し合おうとする年上女房で 話を聞くとどうやら母に似ているらしい。
主導権を握られてるんだと苦笑いする弟は 言葉とは真逆にとんでもなく嬉しそうな顔をしていた。
そんな昔の話や婚約者の話を3人でしていた時、
ふと 「結婚するといわれても、親としてなんにもしてやれないよ」と落ち込む母に
私と弟が 声を合わせて言った。もう 二人ともいい大人なのに 半泣きだった。
「頼むから もう楽になってよ」
頼って欲しかったんだ。ずっと ずっと。
絶対 泣かなかった弟も目に一杯涙溜めてて
ああ、この子も同じこと考えてたんだなあと思ったら 我慢できなくてつい声を出して泣いてしまったよ。
だから母親が『離婚を考えている』と言ってくれたとき 正直嬉しかった。
もう 子供のことなんて放っておいていいから 自分の人生だけちゃんと見てほしくて。
そのあとも昔の話をして、笑って また少し泣いたよ。
でも ウチのおかーさん 馬鹿が付くほどお人よしだから、きっと離婚なんか出来ないんだろうな…
まあ いいや 弟と私で絶対守るからね
ちくしょー こんな女になりたいなあ。
ゴメン 文章力なくて…”
- 実の娘が言うのもアレだけど、自慢の母親だ(CROSSBREED クロスブリード!)