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- テロとのたたかいに「理性」が役に立たない理由(橘玲) - 個人 - Yahoo!ニュース (via futureisfailed)
カプグラ症候群よりもさらに悲惨なのはコタール症候群で、患者は自分が死んでいるといい張ります。精神科医は、死人には血が出ないということを納得させたうえで、実際に患者を針で刺して血が出るところを見せたりしますが、ひどく驚くものの、実は死人も血が出るのだと結論を変えるだけで、自分が生きていると考えるようにはなりません。
コタール症候群ではすべての認識が情動から切断されていて、患者はどのような体験からも生の実感を得ることができません。そのため、自分が実は死んでいるのだと結論づけるしかなくなります。カプグラ症候群の患者はゾンビの世界に住んでいますが、コタール症候群では自分自身がゾンビになってしまうのです。
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