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"ほぼロックしか知らなかった、高校生ぐらいまでの私にとっては、ジャズは「大人の音楽」だった。自分には手のとどかない、ちょっとカッコよくて、オシャレな音楽だったわけだ。 しかし、いまやバロック~古典派あた..."

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ほぼロックしか知らなかった、高校生ぐらいまでの私にとっては、ジャズは「大人の音楽」だった。自分には手のとどかない、ちょっとカッコよくて、オシャレな音楽だったわけだ。

しかし、いまやバロック~古典派あたりのクラシックが好きなオッサンになった現在の私にとっては、ジャズは「不良の音楽」であると感じるようになったわけだ。夜の薄暗いクラブで、酒を飲んだりタバコを吸ったりしながら聴くような、反抗的でアンダーグラウンドな音楽。いまでいうクラブ・ミュージックみたいな位置づけだ。ジャズはまさに、「かつてのクラブ・ミュージック」だったのだろうと思う。

19世紀初頭にベートーヴェンが出てきたとき、その音楽があまりにも革新的だったので、聴衆はその突飛さに大笑いしたという。私はこのエピソードを、知識としては以前から知っていたが、バロック~古典派に染まった現在の私は、これを実感をもって理解できる気がする。



- 音楽の「不良化」 - モジログ (via gkojax)

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