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- 成人の日の社説がウザい件 - テラの多事寸評 (via petapeta)
成人の日に―仲間とつながり世の中へ(朝日新聞社説:2011年1月10日)
(前略)
君は経済が右肩下がりの時代を生きた初めての世代のなかにいる。
「失われた20年」の長期停滞から抜け出せない日本は、前例のない少子高齢化社会に突入している。
君たちの肩には今後、国の抱える膨大な借金と、増え続ける年金や医療費の負担がのしかかる。そのうえ就職難だ。バイト代だって頭打ちが続く。
アジアの他国が台頭するなか、君たちは、内向きだ、草食系だ、専業主婦願望が強いなどと評されてきた。中国や韓国の若者に比べ、ガッツがないと責められ、「龍馬、いでよ」「坂の上の雲はどこへ」とせっつかれる。
こんな世の中にだれがした、と文句のひとつも言いたいところだろう。
しかし電車でゲームや携帯に没頭する君たちを見ると大丈夫か、と心配が先に立つ。世間の情勢を知れば、暗くなるからと、現実から目をそむけているのではないかと疑いたくもなる。
年配者の杞憂(きゆう)であれば幸いだ。
(後略)
「君たち」となれなれしく呼んで、絶えず上から目線の煽りを加えています。筆者の偏見を杞憂と表現しているほか、文体に工夫が見られ、なかなかハイレベルです。
”- 成人の日の社説がウザい件 - テラの多事寸評 (via petapeta)