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- 蚊取り線香のリスク - NATROMの日記 (via peperon999) (via gutarin) (via 3000km) (via kml) (via ke1t) (via nozma) (via otsune) (via amiens2009) (via ak145) (via kyohei28)
蚊取り線香の肺癌リスク
一つの蚊取り線香を燃やすと、タバコ75~137本と同量の粒子状物質(PM2.5)、 51本分のホルムアルデヒドの排出がある。
意外と多い。感覚としては、「蚊取り線香の煙は、そりゃあ害がないとは言えないけど、害の大きさとしてはたいしたことないんじゃね?」と思っていた。オッズ比3.78て。もし本当だとしたら、受動喫煙なんか目じゃないぐらいのリスクの大きさだ。ただし、 Pubmedも引いてみたが、肺癌と蚊取り線香の関係を調べた研究はこれひとつだけ。著者らも述べているがさまざまなバイアスがありうるので、この研究だけで蚊取り線香のリスクが大きいと決まったわけではない。少数の研究だけであれやこれや心配しないほうがよかろう。でもまあ、少なくとも、寝室で一晩中蚊取り線香を焚くのは避けたほうがよさそうだ。
防虫成分のみを発生させる電気式蚊取り器だと、余計な汚染物質を出さないだけ蚊取り線香よりも安全と思われる。しかし、臭いがなく、あるいは煙を視認できないため、高濃度になっても気付かないというデメリットがあるという指摘があった*2。「天然だから安全!」と謳った蚊取り線香は案の定存在した。「弊社商品は100%化学物質不含有*3」だそうだ。言わんとすることはわかるが、何かこう、霊的な物質で出来ているかのように読んでしまう。「哺乳類、鳥類にはまったく影響はございません」「小さなお子様のいらっしゃるご家庭をはじめ、すべての方々に安心してご使用いただけるかとり線香です」なのだそうだ。天然由来の成分だと安全であるという根拠のない思い込みの典型的な例であろう。
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