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"2009年にインフルエンザのパンデミックが起きたとき、関係者が一様に言っていたのは「とにかく大変だったのはマスコミ対応だった」でした。先日インフルエンザに関するリスクコミュニケーション・ワークショップを..."

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“2009年にインフルエンザのパンデミックが起きたとき、関係者が一様に言っていたのは「とにかく大変だったのはマスコミ対応だった」でした。先日インフルエンザに関するリスクコミュニケーション・ワークショップをやったのですが、多くの方が「今後どのようにしてマスコミに対応していくかが課題だ」とおっしゃっていました。しかし、パネリストのお一人だった内田樹さんはこれに対して「メディアはシャットアウトした方がよいと思いますよ」とおっしゃっていました。僕もそう思っていたので我が意を得たり、でした。
 なぜ、みんな一所懸命メディアの言いなりになり、彼らの要求に応じ、そして親切丁寧に対応し、記者会見に応え、お辞儀をしなければならないのでしょう。だったら、「今忙しいから、取材には応じられません」と一言言えばよいだけなのではないでしょうか。
 そういうことをすると、「情報を隠蔽している」とか批判されますが、じゃあ、メディアに情報を開陳したらきちんとそれを報道してくれるかというとそんな保証はありません。 どうせ記者会見やったって正確な情報は流してはくれません。
 メディアに情報を開陳しなければならない義務など実はどこにもないのです。むしろ、これだけ情報開示のツールが増えたのですから、なにか開示しなければいけない情報は自分のホームページやブログかツイッターか、そういう媒介を介して公開すればよいではないですか。今、芸能人などは結婚の情報などを記者会見ではなくブログに公開することがありますよね。そしてメディアも「ブログによると」とこれを情報のソースに芸能ニュースを報じています。ブログに公開すれば、メディアがいい加減なことを書いたとしても、すぐに元のブログというソースを担保にして真偽を確認できます。一種のトライアンギュレーション(三角測量的検定)ができます。”

- マスコミのバッシングには、マスコミ・パッシングを: 楽園はこちら側 (via gkojax)

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